最近は核家族化が進み、葬儀を体験したことがない方が増えているのではないでしょうか。昔は医療も発達しておらず、子供が多くても、小さいうちに亡くなる方も多く、同居が当たり前で祖母、祖父の葬儀を家で行うことも多かったはずです。
しかし最近は親の葬儀が初めてという方も多いのではないでしょうか。初めてだとわからないことが多いです。基礎の知識をしっかりと身に着けておくことをお勧めします。両親の老いが気になったら、勉強する合図かもしれません。
しっかりと準備をしておくと、両親のためによい式を行うことができるはずです。手配や費用のことなどだいたい頭に入っているとあせることなく対応することができます。特に費用のことはだいたいの金額をイメージ出来ていると焦ることなく対応できるはずです。
しっかりと勉強して考えておくことが大切です。
葬儀には宗派にもよりますが、各段階でするべき事や守るべき様式が多数あります。必要な基礎知識は沢山ありますが、葬儀や告別式の他に通夜の基本的な情報についても知っておくと良いでしょう。大体の流れは、受付を開始して僧侶を出迎え、席次の後に開式し、僧侶の土曜を経てから喪主、遺族、親戚、来賓、場内の参列者、一般弔問客の順に焼香、法話を聞いた後に喪主の挨拶を経て、通夜振る舞いを始めます。
通夜振る舞い以外は葬儀を簡易に進行した物と思えますが、本来は通夜は臨終の際の看病の延長といわれる物です。故人はまだ生死の境にいる物だという考えから、故人が生きている時と同じ様に食事を出し、夜間共に過ごします。
元々は亡くなったその晩は身内だけで行う物ですが、夕方から焼香と読経を行うのが主流の為、現代では仕事が終わってから参加が出来る為に通夜に弔問客が集中する事が多く、身内で静かに行う物というより、夜間告別式という性格へと変わっていきつつあります。